和名 | ヒヨドリジョウゴ 有毒 |
別名 |
ホロシ・ハクエイ・ツヅラゴ・ツグミノイイネなど 漢字で書くと「鵯上戸」 |
概要 |
つる性の植物で茎は他の植物などに絡みつきながら伸びます。 全草に細かい産毛が生えており、手で触れるとべたつきます。 8~9月頃に花びらが反り返った小さい白い花を咲かせ、10~11月頃に直径8mm程度の球形の赤い実が熟します。 近縁で紫色の花が咲くムラサキヒヨドリジョウゴや、黄色い果実がなるキミノヒヨドリジョウゴという品種もあります。 |
症状・注意事項 |
全草にステロイド系アルカロイドのソラニンを含んでおり、誤食すると嘔吐や下痢、呼吸困難などの症状を引き起こし、大量に摂取した場合は昏睡状態に陥り最悪の場合死に至ることもあります。 ソラニンはジャガイモの芽や緑色の部分に含まれる毒成分で、神経に作用する毒性を持つほか、赤血球を破壊する溶血作用によって貧血などを引き起こすこともあります。 |
国内分布 | 日本全国 |
生育場所 | 山のすそや林縁、草地など |
種別 | 多年生草本 |
学名 | Solanum lyratum Thunb. |
分類 |
界:植物界 Plantae 階級なし:被子植物 Angiosperms 階級なし:真正双子葉類 Eudicots 階級なし:キク上類 Superasterids 階級なし:キク類 Asterids 階級なし:シソ類 Lamiids 目:ナス目 Solanale 科:ナス科 Solanaceae 属:ナス属 Solanum 種:ヒヨドリジョウゴ S. lyratum |
赤い果実にも毒成分が含まれています