カラスビシャク [毒]

カラスビシャク 有毒

カラスビシャク

和名 カラスビシャク 有毒 
別名 ハンゲ・ヘソクリ・へブス・ヒャクショウナカセ・カラスノオキュウなど
漢字で書くと「烏柄杓」
概要 生長すると草丈20~40cm程になり、5~8月頃に花を咲かせます。
花のように見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変形したもので、内部にある淡黄色の穂状の花から軸が上に向かって伸びた姿が特徴的です。
繁殖力が旺盛で、地上部を抜きとっても地中深くにある塊茎から繁殖するため、畑などでは駆除が困難な雑草としても知られています。
全草に多数の毒成分を含んでいますが、特に塊茎はサポニンを多く含んでいるため注意が必要です。
症状・注意事項 葉や茎を折ると出る汁にシュウ酸カルシウムが含まれており、肌につくとかゆみやかぶれなどの皮膚炎を引き起こすので素手で触らないよう注意が必要です。
塊茎はサポニンを多量に含んでおり、誤食すると嘔吐や下痢、ひどい場合には呼吸困難や心臓麻痺を引き起こして死に至る場合もあります。
国内分布 日本全国
生育場所 山地の道端や畑地、川原、花壇の中など
種別 多年生草本
学名 Pinellia ternata (Thunb.) Breitenb.
分類 界:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:単子葉類 monocots
目:オモダカ目 Alismatales
科:サトイモ科 Araceae
属:ハンゲ属 Pinellia
種:カラスビシャク P. ternata
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