クサノオウ [毒]

クサノオウ 有毒

クサノオウ

和名 クサノオウ 有毒 
別名 イボトリ・タムシグサ・ヒゼンクサ・ハックツサイなど
漢字で書くと「草の王・瘡の王・草の黄」
概要 二年生の草本で秋に種が発芽し、ロゼット(葉が地面に貼りついたような姿)で越冬します。
5~7月にかけて草丈40~80cm程に生長して直径約2cmの黄色い花を咲かせ、長さ3〜4cmの円柱形の果実の中に入った種子を落とし枯れます。
茎は中空になっており、傷つけるとアルカロイドを含んだオレンジ色の乳液が出るため注意が必要です。

症状・注意事項 茎を傷つけると出る乳液が肌につくとかぶれや腫れなどの皮膚炎を引き起こす場合があります。
また、全草にプロトピンやサンギナリンなどの有毒成分を含んでおり、誤食すれば嘔吐や体温低下、呼吸困難などを引き起こし、最悪の場合は呼吸麻痺や心臓麻痺などにより死に至る場合もあるため注意が必要です。
国内分布 北海道・本州・四国・九州
生育場所 日当たりのよい草地や野原、空き地、道端など
種別 二年生草本
学名 Chelidonium majus L. var. asiaticum (Hara) Ohwi
分類 界:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
目:キンポウゲ目 Ranunculales
科:ケシ科 Papaveraceae
属:クサノオウ属 Chelidonium
種: C. majus
変種:クサノオウ var. asiaticum

ロゼットで日光を少しでも多く受けとって越冬する
クサノオウ

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