エゴノキ [毒]

エゴノキ 有毒

エゴノキ

和名 エゴノキ 有毒 
別名 チシャノキ・チサノキ・ロクロギなど
漢字で書くと「野茉莉」
概要 生長すると樹高7~10m程になり、5~6月頃にかけて白色の花を下向きに多数咲かせ、9~10月に長さ1~2cmの卵形の果実をつけます。
ピンク色の花が咲くものや枝がしだれるものなど観賞用に品種改良された園芸種もあり、公園や庭木などに植樹されるほか、盆栽にも利用されます。
未熟な果実の皮に毒成分を多く含んでいるため、食すと粘膜の炎症を引き起こします。
現在は法律で禁止されていますが、昔は実をすりつぶしたものを川に流してエラに毒成分が付着して呼吸困難を起こして浮いた魚を捕まえる毒流し漁に用いられていたこともあります。
症状・注意事項 未熟な果実、特に果皮に毒成分のエゴサポニンを多量に含んでいます。
果実や果皮を摂取するとエゴサポニンにより胃や喉などの粘膜が炎症を起こし、胃腸炎や胃のただれによる腹痛、蕁麻疹を引き起こします。
また、赤血球を破壊する溶血作用によって貧血などが引き起こされる可能性もあります。
犬などが食べても危険なため、庭木などにする場合特に注意が必要です。
国内分布 日本全国
生育場所 雑木林や公園、草地など
種別 落葉高木
学名 Styrax japonica Siebold & Zucc., 1837
分類 界:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし:キク類 asterids
目:ツツジ目 Ericales
科:エゴノキ科 Styracaceae
属:エゴノキ属 Styrax
種:エゴノキ S. japonica

果皮に毒成分のエゴサポニンを多く含む
エゴノキ

タイトルとURLをコピーしました