和名 | マムシグサ 有毒 |
別名 |
ヘビノバッコ・ヘビノダイハチ・テンナンショウ・カントウマムシグサ・アオマムシグサ・ムラサキマムシグサ・クチナワノシャクシ・ヤマゴンニャクなど 漢字で書くと「蝮草」 |
概要 |
偽茎(茎を包む鞘)がマムシの模様に似ていることが和名の由来で、生長すると草丈50~60cm程になり、3~4月頃に花を咲かせ、9~10月頃にトウモロコシに似た球状の果実がオレンジ色~赤色に熟します。 花のように見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変形したもので、緑褐色~紫褐色で白い縦縞模様があります。 全草にシュウ酸カルシウム・サポニン・アルカロイドなどの多数の毒成分を含んでいるため注意が必要です。 |
症状・注意事項 |
葉や茎を折ると出る汁にシュウ酸カルシウムが含まれており、肌につくとかゆみやかぶれなどの皮膚炎を引き起こすので素手で触らないよう注意が必要です。 全草にサポニン・アルカロイドを含んでおり、誤食すると嘔吐や下痢、ひどい場合には呼吸困難や心臓麻痺を引き起こして死に至る場合もあります。 |
国内分布 | 北海道・本州・四国・九州 |
生育場所 | 山地や原野の林の中の湿気の多い場所など |
種別 | 多年生草本 |
学名 | Arisaema serratum (Thunb.) Schott |
分類 |
界:植物界 Plantae 階級なし:被子植物 angiosperms 階級なし:単子葉類 monocots 目:オモダカ目 Alismatales 科:サトイモ科 Araceae 属:テンナンショウ属 Arisaema 種:マムシグサ A. serratum |
トウモロコシ状の果実
マムシの模様に似た偽茎