和名 | ツタウルシ 有毒 |
別名 |
ウルシヅタ・ミツバウルシなど 漢字で書くと「蔦漆」 |
概要 |
ウルシ科ウルシ属のつる性の植物で幹や枝から根を出し、高木や岩崖に付着して絡みながら這い登ります。 乳液にかぶれの原因となる毒成分を含んでおり、触れると皮膚に炎症を起こします。 同じウルシ属の有毒植物ウルシやヤマウルシより毒成分を多量に含んでいるため、かぶれやすく症状も酷くなりやすいので注意が必要です。 |
症状・注意事項 |
葉や茎を傷つけると出る薄黄色の乳液に毒成分のウルシオールやラッコールを含んでおり、触ると遅延型接触皮膚炎と呼ばれる1~2日後に発症するアレルギー性皮膚炎を引き起こします。 患部はかゆみが非常に強く、かきむしることでさらに症状が悪化します。 敏感な人の場合触るだけ、近くを通るだけでも発症することもあります。 同じつる性植物で山菜として食用にされるツルアジサイやイワガラミと似ているため注意が必要です。 |
国内分布 | 北海道・本州・四国・九州 |
生育場所 | 山地の林の中や林縁など |
種別 | 落葉低木 |
学名 | Toxicodendron orientale |
分類 |
界:植物界 Plantae 階級なし:被子植物 Angiosperms 階級なし:真正双子葉類 Eudicots 階級なし:コア真正双子葉類 Core eudicots 階級なし:バラ類 Rosids 階級なし:真正バラ類II Eurosids II 目:ムクロジ目 Sapindales 科:ウルシ科 Anacardiaceae 属:ウルシ属 Toxicodendron 種:ツタウルシ T. orientale |
ツタウルシ [毒]
