和名 | ドクウツギ 有毒 |
別名 |
イチロベゴロシ・イチロベイゴロシ(一郎兵衛殺)など 漢字で書くと「毒空木」 |
概要 |
トリカブトやドクゼリと並ぶ日本三大有毒植物のひとつで、全草にアルカロイド系の毒成分を持つ毒草です。 樹高1~2mで根元から細い枝が何本も出ており、4~5月頃花を小さな花を多数咲かせたあと夏に直径6~8mmの赤い果実をつけます。 有毒植物に対する危機意識が低かった時代には、小さい子どもが実を食べて死亡する事故が多発したことから「一郎兵衛殺し」と呼ばれたことが別名の由来とされています。 |
症状・注意事項 |
枝や葉にも毒成分が含まれていますが、特に果実には有毒成分のコリアミルチン、ツチンが多く含まれています。 果実は赤く、熟すと黒紫色になりほのかな甘みもありますが、食べると嘔吐やけいれん、呼吸困難に陥り、場合によっては死に至ることもあります。 |
国内分布 | 北海道・本州 |
生育場所 | 林の中の日当たりのよい場所・河川敷・海岸の荒地など |
種別 | 落葉低木 |
学名 | Coriaria japonica |
分類 |
界:植物界 Plantae 階級なし:真正双子葉類 eudicots 階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots 階級なし:バラ類 rosids 階級なし:マメ類 fabids 目:ウリ目 Cucurbitales 科:ドクウツギ科 Coriariaceae 属:ドクウツギ属 Coriaria 種:ドクウツギ C. japonica |