和名 | ザゼンソウ 有毒 |
別名 |
ダルマソウ・ベコノシタ・ベゴノシタ・ウシノクチヤ・スカンクキャベツなど 漢字で書くと「座禅草」 |
概要 |
山岳地の湿地に生育し、1~3月頃に自ら20~25度程度まで発熱して周囲の氷雪を溶かしながら開花します。 紫色の部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変形したもので、中央にあるクリーム色の球状の部分が花になります。 花は独特の悪臭を放っており、全草にシュウ酸カルシウム・サポニン・アルカロイドなどの多数の毒成分を含んでいるため注意が必要です。 |
症状・注意事項 |
同じサトイモ科の毒草ミズバショウと同じく、葉や茎を折ると出る汁にシュウ酸カルシウムが含まれており、肌につくとかゆみやかぶれなどの皮膚炎を引き起こすので素手で触らないよう注意が必要です。 全草にサポニン・アルカロイドを含んでおり、誤食すると嘔吐や下痢、ひどい場合には呼吸困難や心臓麻痺を引き起こす場合もあります。 |
国内分布 | 北海道・本州(関西以北) |
生育場所 | 林の中の湿地や湿原など |
種別 | 多年生草本 |
学名 | Symplocarpus renifolius Schott ex Tzvelev |
分類 |
界:植物界 Plantae 階級なし:被子植物 angiosperms 階級なし:単子葉類 monocots 目:オモダカ目 Alismatales 科:サトイモ科 Araceae 属:ザゼンソウ属 Symplocarpus 種:ザゼンソウ S. renifolius |